ここ数日 雷を伴う雨がすごかったですね!
この勢いで ダムの貯水率が上がるのを期待しています。。
2023年度 親の会定期講演会を3月3日(日)に開催しました
場所は沖縄ろう学校を視聴覚室をお借りして開催しました
講師には自らを自由人と称して 書籍の執筆や各マスメディアへの出演など
ろう者としてマルチに活躍されている春日晴樹氏を北海道から迎え
「
私の歩んだ道」
をテーマに講演をしていただきました
いつもは保護者など大人を対象としているのですが
今回は聴覚障害児のロールモデルなる春日氏の話を子供たちにも一緒に聞いてもらいました
ご参加いただいた 保護者並びに先生方 琉球補聴器の皆様 そして子ども達
参加ありがとうございました
春日氏が以前在職していたJAXAでの体験を踏まえて 宇宙の話で子供の興味を引き付けました
地球と月との関係性!
宇宙空間ってどんなところ?
などなど 子供から大人まで楽しんで聞くことができました
また 国際宇宙ステーションでの実験の様子や 春日氏が考案した
国際宇宙ステーションの手話の紹介など
初めて見たり聞いたりする話もあり 楽しむことができました!
小休憩を挟み 次は春日氏が歩んできた人生について話がありました
今までやりたいことがあっても聴覚障害といだけで門前払いになることも多々あり
苦悩する日々の連続だったとの事
その時に
「誰ができないって決めたの?」と思ったそうです
私はこの言葉を聞いて、目頭が熱くなりました
もしかしたら、私達親や世間が聴覚障害という事で子供たちを型にはめていないだろうか?
親が心配のあまり子供たちの出来ることを阻害していなかっただろうか?
できないを決めたのは 私達なのかもしれないと感じました
社会の理解の無さに対しては 持ち前の行動力でいくつも乗り越えてきたかという話がありました
資格取得のために 専門学校に入学を希望したが いくつもの学校に
「障害者を受け入れた前例が無い」
と断り続けられたそうです
ですが 唯一沖縄の学校だけが入学を認めてくれたそうです
その学校の先生からは
「前例がなければ、君が作ればいい」と言われたそうです
その言葉も胸に刻み 色々な資格を取得しながら たくさんの仕事をして来たそうです
人生の中で
「自分で自分を活かす」ということに気づいたそうです
他の人に「自分が生かされる」のでは無く 自分で「自分を生かそう」と行動に移していったとの事でした
春日氏の生き方は 私達の子供たちの通る道なのかもしれません
その生き方を垣間見ることで 親は子どもとどのように向き合うのかを学んだように思えます
子供たちは 自分のことを認知しどのような心を持って人生を歩んで行くのかを学んでくれたと思います
最後に 中3の子が感想を話してくれました
「来年から高校生になります。不安もありますが 春日さんの話を聞いて私も前に進んでいく気持ちになりました」
この言葉からも今回の講演会を子ども達に聞いてもらったことは
大成功だったと思っております
子ども達と春日氏
沖縄県聴覚障害児を持つ親の会 野原朝哉